2011年6月4日土曜日

見切り

(W・W・スキートが英国初の語源辞典を作った時)
彼はどんなむかしい語源の単語にも、三時間以上の調査をすることはしなかった。一つの単語の語源を一所懸命、三時間までは調べ、それで不詳のものは「不詳」として先に進んだのである。
(中略)
雄大な計画の仕事が、スキートのような「見切り」による制限がなかったために、中途半端のまま終って、無用の努力になってしまった例がどのくらいあるかわからない。

渡部昇一 「知的生活の方法」P158

WEB漫画のように作業量が膨大なものは、見切りをつけて進めます。